ドル円FXでデイトレード

ドル円の2015年最大のテーマは米国の利上げ

FX取引をしていますと、各通貨ペアごとにそれぞれ大きなテーマが設定されることになりますが、2015年最大のドル円のテーマといえばFRBによる利上げということになります。

 

2013年5月、バーナンキ前FRB議長が過去三回に及んだ量的金融緩和・QEを終焉することをほのめかして世界の株価は大きく下げることとなりました。その後のテーパリングも終了し、いよいよ2015年は利上げの年ということになり、市場には大きな変化がおき始めています。

単なる利上げではない政策変更に市場は戦々恐々

FRBが行おうとしているのは0.25%程度の利上げですから、実際には10年ぶりに正常な世界に戻し、また何かあれば利下げで対応できるようにねじを戻すだけの作業に見えるのですが、市場はこの利上げに想像以上に神経質な反応を見せるようになっています。

 

これはやはりゼロ金利だから成立していたスキームがリーマンショック後の7年あまりでかなり多く存在するようになってきており、それが崩壊することに非常にリスクを感じている表れであるともいるのです。

米国株式市場を支えてきた自社株買いとM&Aは早くも終焉

たとえばゼロ金利政策のおかげで、証券市場で社債を発行し、その資金で自社株買いを行って株価の上昇を一貫して支えてきたのが米国の上場企業です。CEOは会社の資金を利用して自分の持ち株の価値をあげ収入を増やすという合法的なお手盛りの手法を推進し、株主は株式数が減って株価が上昇することで大きな利益を享受することとなりました。

 

また低金利を背景に非常に多くの大型案件が登場したのがM&Aです。こちらも市場から株を買い付けるTOBの形が増えたことから株価を高値で維持することに大きく寄与することになったのです。しかし金利上昇を前にこうしたスキームはすでにワークしなくなりつつあり、とくに今年後半については自社株買いを縮減する動きが大手企業を中心に顕著になり始めています。

 

最盛期には年間、日本円で100兆円にも届くほどの需要があったといわれる自社株買いですから、これがなくなれば株価の下支えも失われることになり、これまでずっと高値で膠着してきたNYダウの株価構造も大きく変化する可能性がでてきているのです。当然こうした動きはドル円の相場にも多大な影響を与えることになり、目が離せない状況になりつつあるのです。

新興国から投資資金が逃げ出し始めている

これまでの過剰ともいえるQEによる市場への資金供給が逆流を始めている点も危惧されるところです。2013年5月のバーナンキショックの後もテーパータントラムという言い方で市場の市場からの資金回収が問題になりましたが、今回利上げが起きていないにもかかわらず、原油安、輸出の伸びの鈍化、中国経済の破綻危機などが積み重なって既に新興国から資金の大量流出がはじまっています。

 

対ドルではトルコリラなどの高金利通貨も切り上げ後最大の安値を示現しはじめていますし、資源国通貨も対ドルでは軒並み下落しはじめており、為替だけをとってみても市場が身構えていることがわかります。

今後米国利上げでどれだけの影響がでるかは依然未知数

米国の利上げの影響を非常に危惧する発言が著名な金融関係者の口から相次いで発せられる反面、金利上昇自体は小幅なものにとどまるためたいした影響はないとする説を唱える関係者も増えています。

 

しかしこればかりは実際に利上げが起きてみないとよくわからない部分があり、ドル円の売買もこれまでどおりと認識しているのは、大きなリスクになりそうです。どこかに変化が訪れないかつねにマーケットを注意深く見ていくことがこれからのドル円売買には必要となってきているのです。とくにこの秋のFRBの利上げに関する動きについては最大限注視していく時期にさしかかってきています。

 

 

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