ドル円FXでデイトレード

長らく崩れていた株、債券、為替の相関関係が元に戻ってきた

2008年にリーマンショックが起こってからは、米国は量的金融緩和(QE)を実施してきたことで金融市場の再活性化に成功してきました。いわゆる中央銀行バブルと呼ばれるものですが、こうした政策のもとでは、過度な金余りを背景として株も為替も債券も並行的に上昇するというきわめて特別な動きが示現することとなりました。

 

本来為替は債券金利とまず連動して動くべきものであったのに、株価にも連動して動くのが当たり前となってしまいました。こうしたことから為替と債券、株価との相関関係の常識はすっかり崩れることとなりました。

 

しかし米国が10年ぶりに利上げを行うことが鮮明になってから、この崩れた相関関係が徐々にもとに戻りはじめています。為替は株よりも債券との正相関の関係が明確になってきているのです。とくにNYタイムにはそうした動きが顕著になってきており、欧州時間帯以降は債券金利を重視してトレードしていくことが大切になってきているのです。

ドル円の東京タイムは依然日経平均との相関を重視

ただ、こうした相関関係が回復してきてもドル円の東京タイムは依然日経平均との相関が続いています。これは個人投資家などが株価を見ながら売買していることなどがあげられますし、官製相場でPKOが株と為替を並行して買い支える動きをすることに起因するもので、東京タイムではこの流れはまだ変わっていないのです。

 

一方、ロンドンタイム以降は一転して株というよりは米国の債券金利の動きに反応するようになり、より債券との連動性が高まる方向にあり、インジケーターが大きく変わる傾向があります。

暴落やリスク回避の動きでは株の下落に連動することも

ただし、中国の人民元切り下げなどこれまでにないことが起きるとリスク回避が強まることになり、株や債券との連動性よりも安全資産に逃げる動きが鮮明になるケースでは、また別の動きが示現することが多くなります。2015年8月24日の暴落では、あらゆるものが下落することになり、リスク回避では久々に円が大きく買われることとなっています。

米国の利上げが大きなターニングポイントになる可能性大

米国の利上げは単なる利上げというよりは大きな金融政策転換であるため、その後様々な市場にこれまでの動きと違う動きをもたらすことで、影響を与えることになるのではないかとも心配され始めています。米国でもっとも成功しているといわれる大手ヘッジファンドであるブリッジウォーターアソシエイツのCEOであるレイダリオは1937年の再来を非常に危惧していますし、実際に利上げが行われてみないとどのような形で金融市場が推移するかがわからないとも述べています。

 

今後これまでとは異なる相場の展開も予想されるため、過去の知見からの思い込みや断定に終始せず、しっかりと方向感を見極めたうえで市場についていく必要がありそうです。特にこれまで金融市場で成功をおさめてきた投資家ほど利上げに危機感をもっており、市場の変化を危惧しているという事実は無視できないものとなってきています。相場は既にかなり変調をきたしてきていますので、その変化を具に受け止められるようにしておく必要がありそうです。8月24日の暴落だけですべてが終わったとするのはまだ判断が早い状況といえます。この秋はもう少し下押しを想定しておくべきではないでしょうか

 

 

ドル円FXでデイトレード TOPへ

このエントリーをはてなブックマークに追加  

ドル円FXに最適な業者ランキング

大手DMM系列で信頼性が高く、システムも安定。ドル円スプレッド0,3銭で1000通貨から取引できるのが魅力です スキャルピング公認のFX会社。スキャルピングFXを主体とするならここ。 1通貨から取引ができ、少額から始めたい人におすすめ。

詳細は以下の記事をご参考に
⇒ドル円FXをするならおすすめのFX業者はここだ

 
TOP ドル円FXの特徴 今後の見通し 金融政策の影響